Mystic Error〜another history〜
いつもの朝は、熾烈
世界を浄化することが、スィーラに課せられた使命
その気配を、ごまかすことなどできはしない
言い渡された命の先にあるモノを知っているが故に
近づく滅びは、静かに
どこでもない場所
夢までもが安らぎにならないなんて
3人だけが知ることではなくなっていた
もはやスィーラは限界なのだ……
わかっているから、言えない
楽園を穢すものには制裁を
どこまでも深く、強い思いであっても
まだ、言えない
ようやく出会えた未来
降る雪は、無慈悲に白く
少年は、スィーラへと
スィーラは、少年へと
Copyright (c) 2007 Y.Kozaki All rights reserved.